こんにちは!
今回は、森本兼曩・阿岸祐幸 著『温泉・森林浴と健康』についてのまとめです。
「健康」がもはや自分の永遠のテーマになりかけています。
さらに、大好きな森林浴に温泉がプラス!
されているのでとても気になりこの本を手に取りました。
タイトルからもお分かりの通り、
「森林浴と温泉は健康にいいぜ!」って本です。
簡単にまとめてますんで、
「ふ~ん」って感じでリラックスしながらどうぞ。
それではスタート!
温泉の効果
日本にはおよそ27,000もの源泉があるそうです。
昔から「湯治」として農作業がひまな時には多くの人が温泉地に訪れては疲れた体を癒していたそうな。
そんな温泉の効果を本書からまとめます。
とにかく温まる:温熱作用
「あーー、あったかぁ~い。。。」
温泉はとにかく温まりすよね!
温まることでさらに3つの良いことがあります。
1.血が巡ります
体が温まり血管が広がることで血の流れが良くなります。
さらに体に必要のない、いわゆる「老廃物」を血液が運びさるので血流が良くなり新陳代謝がUPします。
2.関節が柔らかくなり、リラックスできる
温泉に入ると関節の周りが温まり柔らかくなります。
さらに、神経の高ぶりも抑えてくれるため、痛みや緊張が和らぎリラックスすることができます。
体が軽くなる:浮力作用
温泉やお風呂に入ると体が軽くなる感じがしますよね!?
それが「浮力」です。
ご存知の通り、お家のお風呂でも浮力を受けます。
首まで浸かると体重はおよそ10分の1に!
地球上で重力から解放される唯一の場所はお風呂です。
心地のよい刺激:静水圧作用
深海の映像で、空き缶がへこむ映像を見たことありませんか?
いわゆる「水圧でへこむ」ってやつで、この水圧はお家のお風呂でも発生します。
お家のお風呂などで発生する水圧を「静水圧」と呼ぶそうです。
この静水圧が心地いいのです。
また、血液や体液を心臓に戻してくれるので血流が良くなりむくみを解消してくれます。
※肺や心臓の病気の人は注意が必要です。
その他:温泉の成分や性質
温泉ソムリエなんてありますが、温泉にも成分や性質があります。
たとえば、有名かなと思う成分が「炭酸」。
炭酸は皮膚から吸収され血流を良くします。
その他にも硫黄やヨウ素、鉄、ナトリウム、カルシウムなどがあり、これらの成分も皮膚から吸収されます。
とくにナトリウムを多く含む温泉では、ナトリウムが水分の蒸発を防いでくれるので保湿効果があると言われています。
また性質では、温泉には「酸性」や「アルカリ性」といったお湯の性質もあります。
酸性は強い殺菌効果があり、
アルカリ性は古い角層をとってくれるのでお肌の代謝を高めてくれます。
森林浴の効果
森林浴の効果については、森林浴の効果はストレスに効くだけじゃない!【7つのチカラ】でも書いたので、もしよかったら見てください。
この記事では本書に沿って簡単にまとめます。
リラックス①:「森の香り」の効果
森林や公園などで ”ふんわり” と自然の香りを感じたことはありませんか?
「森の香り」には心を落ち着かせたり、ほどよい刺激をしてくれたりと健康に良い効果があります。
なぜなら、「森の香り」にはフィトンチッドという物質が含まれているからです。
木や植物は動くことができないので、鳥や虫の攻撃から身を守るためにフィトンチッドを出します。
植物の天敵に効くフィトンチッドは、私たちにとっては良い影響を与えてくれるのです。
フィトンチッドについては、
「フィトンチッドとは!?植物や木に潜む秘密兵器とその能力」の記事でも書いてますんでよかったら見て下さい。
リラックス②緑の樹木を「見る」効果
緑の樹木を見るでけでも健康に良い効果があります。
しかも、絵やデジタルの画像でも大丈夫!
こんな研究があります。
森林の風景画を見てもらってストレス度を測ったところ、街の雑踏の風景画を見た人たちと比べて有意にストレスレベルが下がっていた。
さきほどの「森の香り」と同じように、緑の木々をみると単純に
「癒やされるなぁ~」とか
「落ち着くなぁ~」
と感じた経験はあると思います。
このようなリラックス感を証明してくれた実験でもあります。
ちなみに、自然科学を研究されているレイチェル・カーソンさんによれば、「いい景色」というのは、
「注意はひかれるが、集中する必要のない景色」だそうです。
森林をはじめ、夕日とか、海とかですね。
「癌(ガン)」に対抗する機能が高まる
森林浴で「癌(ガン)」に対抗する機能が高まるという研究があります。
ガンに対抗するのはNK(ナチュラルキラー)細胞というものです。
「天然の殺し屋・・・」
なんて地下格闘技でつけられるような異名も持っています。
このNK細胞は、ガン細胞を見つけると穴をあけて侵入してガン細胞を死滅させます。
森林浴をすると、このNK細胞の機能が高まるというわけです。
「温泉と森林浴」といえば旅!そんな旅のメリットを3つ
「温泉と森林浴」といえば旅になります。
そんな「旅」のメリットを3つ本書からご紹介します。
解放感と発散性
旅へ行くメリットひとつめは、解放感と発散性です。
旅の醍醐味ですよね。
知らない土地
見たことのない景色、
仕事や人間関係などの日常生活から解き放たれるので解放感を抱きやすいです。
解放感が得られるので自然と発散ができるようになります。
なので、あえて言うまでもありませんが
旅をすることで解放感を得られ
その結果ストレスの発散ができます。
新鮮さ、特別感
旅のメリット2つめは、「新鮮さと特別感」です。
旅先での出会いやその土地ならではの体験は
新鮮さと特別感を与えてくれます。
たとえば、
宿泊先のおかみさん、お店の気さくな店員さん
食事やアクティビティなんかも新鮮さや特別感を味わえます。
なので、旅のメリット2つめは
「新鮮さと特別感」です。
疲労感の解放
旅のメリット3つめは「疲労感の解放」です。
なぜなら、温泉に入るからです。
(温泉に入らない!という人もいるかもしれませんが、、、)
温泉に入ることで体が温まり血流が巡るので
疲れや痛みがとれます。
とはいえ、
・あいにくの悪天候
・想定外の乗り物酔い
・言葉が通じない
などでストレスや疲れが溜まる場合もあります。
なので、
旅のメリットとして「疲労感からの解放」はあるものの、「旅行は万能ではない」ということにも注意が必要です。
まとめ:温泉と森林浴の本|『温泉・森林浴と健康』
いかがだったでしょうか。
今回は、森本兼曩・阿岸祐幸 著
『温泉・森林浴と健康』についてのまとめ記事でした。
この本を読んでから、伊豆の方へ温泉と森林浴の旅へ行ってきました。
感想は言うまでもありませんね!
コロナ禍でなかなか旅行も難しいところもありますが自粛も度をすぎれば逆効果だと思っています。
できる範囲でなるべく自分自身を癒やしてあげてください。
伊豆の旅で行った森については以下の記事で書いてます。
よかったら見て下さい。
それではまた!