なぜ、あなたの愛は幸福をもたらさないのか?
こんにちは!
いきなりインパクトのある言葉ですよね。
今回は名著『嫌われる勇気』も書かれた岸見 一郎さんの、『愛とためらいの哲学』を紹介します。
この本を一言であらわすと「愛する技術」を教えてくれる本です。
・恋愛がなかなかうまくいかない人
・人を好きになる方法が分からなくなった人
・「愛する」ってなんだっけ?と感じている人
- 結論とかんたんな要約:【要約/書評】『愛とためらいの哲学』著:岸見 一郎
- 【愛とは?】『愛とためらいの哲学』のポイント5つ
- 【「愛する」の実践ポイント3つ】:『愛とためらいの哲学』
- 【同時に2人を好きに…】:『愛とためらいの哲学』
- 失恋について:『愛とためらいの哲学』
- 依存関係にならないために:『愛とためらいの哲学』
- 書籍情報:【要約/書評】『愛とためらいの哲学』著:岸見 一郎
- まとめ:【要約/書評】『愛とためらいの哲学』著:岸見 一郎
結論とかんたんな要約:【要約/書評】『愛とためらいの哲学』著:岸見 一郎
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結論:
愛することは能力である
本書では、愛することは能力であると書かれています。
能力とはつまり、技術のことです。
ということは、、、
「愛すること」は習得できるわけです。
え?となるかもしれないですね。
なので、まずは「愛とは?」について色んな角度から見ていきます!
【愛とは?】『愛とためらいの哲学』のポイント5つ
本書の中から、「愛とは?」について書かれた部分を5つピックアップします。
愛とは?【その①】:パーソナルな愛
人類愛みたいなものイメージですね。
愛とは?【その②】:愛する技術
本書では、「愛には更新していく努力が不可欠」と書かれています。
愛は持つことができないからです。
それなのに私たちは愛が「何か人が持つ」ものであると見がちです。
そうなると、人は愛されようとする努力も、相手を愛そうとする努力もしなくなります。
まさに、愛する技術です!
愛とは?【その③】:私があなたを愛している
個人的には、この解説がしっくりきました。
本書では、 「幼稚な愛は『愛されているから愛する』という原則にしたがう」と書かれています。
また、未成熟な愛と成熟した愛についても書かれています。
未成熟な愛:『あなたが必要だから、あなたを愛する』
成熟した愛:『あなたを愛しているから、あなたが必要だ』と言う
哲学的な話なので、なんとな~くのイメージができればいいのかなと思います。
まとめると、損得勘定のないただひたすらに純粋な心が「愛」なのでしょう。
愛とは?【その④】:愛はギブ・アンド・テイクではない
愛は、ギブ・アンド・テイクではありません。
相手に愛されなければ、自分も相手を愛さないというのは、愛ではなく一種の取引です。
愛は取引ではありません。
恋愛においてギブ・アンド・テイクは成り立たないのです。
とはいえ、相手も自分と同じように愛してほしいと願ってしまうのが人間の性…
愛とは?【その⑤】:愛する能力
多くの人は、愛することは簡単だけど、愛するにふさわしい相手を見つけることは難しいと考えてるそうです。
でも、本書ではそれを否定をしています。
なぜか?
それは、大切なのは相手を見つけることではなく、相手を「愛する能力」が必要だからです。
たとえば、何度恋愛をしてもうまくいかない人がいます。
また、結婚と離婚を繰り返す人もいます。
そんな人は、当然愛する人がいないわけではありませんよね?
愛するにふさわしい相手がいるわけです。
でも、恋愛や結婚でうまくいかない。。。
なぜか?
繰り返しになりますが、
「愛し方」や「愛する能力」に問題があるからだと書かれています。
では、どうやって「愛する能力をつけるのか?」ってなりますよね?
続きます…
【「愛する」の実践ポイント3つ】:『愛とためらいの哲学』
ここからは、愛する技術について3つご紹介します。
人間関係をつくっていくうえでもとても役に立ちます。
愛する技術①:相手の関心事に関心をもち続ける
愛する技術1つめは、「相手の関心事に関心をもち続ける」です。
ポイントは2つ
「相手の関心事」と「関心をもち続ける」です。
とても大切なことですよね。
相手の興味や関心、好きなこと(相手の関心事)にフォーカスしましょう!
そして、強い熱い関心がなくなったとしても静かな関心を持ち続けましょう。
愛する技術②:相手に何ができるか考える
愛する技術2つめは、「相手に何ができるか考える」です。
はじめのうちはできる人が多いのではないでしょうか?
でも、人間は慣れる生き物です。
知らぬ間に、横柄な態度になったり気遣いを忘れてしまうことありませんか?
そんなときも、相手に何ができるか考えましょう!
きっと良い関係を続けらるはずです。
「相手の関心事に関心をもち続ける」と同様に「続ける」というのがポイントです。
愛する技術です!
愛する技術③:相手は理解を超える
愛する技術3つめは、「相手は理解を超える」です。
相手を愛するときの心構えとして大切ですね!
悲しいかな、人はわかり合えません。
とはいえ、歩み寄る努力や相手の言動を理解しようと努めることは関係性を続けたいのであれば必要なことです。
まさに、愛する技術です!
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【同時に2人を好きに…】:『愛とためらいの哲学』
あなたの周りにもいませんか?
同時に2人を好きになる人…
本書ではこのような人に対して、次のように書かれています。
「二人を愛そうとすることは、事実上、どちらも愛していないことである」
二人を同時に好きになる人は、どちらを選ぶか迷い悩むと思います。
そして、悩むには「目的」があります。
どんな目的か?
「決断しない、選ばない」という目的です。
悩んでいる間は、二人のうちのどちらかに決めなくていいのです。
もし、悩むのをやめればどちらかの人を選ばなければならないですよね。
「悩むこと」は、選ばないようにするためや選択を先延ばしにするいいわけとして必要なのです。
なので、自分の目的を果たすことしか考えておらず、結果としてどちらもとくに愛していないとなるわけです。
どちらかを選ばない限り、失恋したり傷つくことはないですからね。
失恋について:『愛とためらいの哲学』
本書では、「失恋」についても書かれています。
失恋…辛いですよね。
なぜ辛いのか?
・振られても諦められないから
・私でなくてもよかったのだと思い知らされるから
・相手の心の中にそもそも自分が存在しないことを知るから
「あの人の彼氏」「あの人の彼女」ではなくなった私…
みたいに自分の存在意義がゆらいでしまうのでしょう。
いや、これは普通に辛いわ…
さいごに、、、
相手が自分をどう思っていようとも、それとは関係なく相手を愛することができる人には、失恋は存在しないそうです。
これぞ愛だな!
\失恋については、私の別ブログでも書いています/
依存関係にならないために:『愛とためらいの哲学』
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依存関係はあまりよくないと言われていますよね。
今、依存しているあなたも、これから依存してしまいそうなあなたも、これだけは覚えておいてほしいです。
本書からの引用です。
大切なのは、「自分は一人でも生きられる。それでも二人でいた方が、同じ経験を共有する喜びを持つことができる」と考えることです。
人生を過ごしていくうえで、「より楽しく過ごせるから、あなといる!」という考えは大切ですね。
書籍情報:【要約/書評】『愛とためらいの哲学』著:岸見 一郎
目次の紹介
第1章
なぜあなたの「恋愛」は幸せをもたらさないのか
なぜ同じことを繰り返すのか
恋愛だけが特別ではない
仕事における対人関係
第2章
結婚と子育ての困難について
結婚は不幸の始まりかもしれない
結婚の未来は予測できない
予測できないからこそ結婚には価値がある
第3章
人を愛するとはどういうことなのか
闇を取り除くのではなく、光を当てよう
愛は正気と熱情の合体である
「別れの理由」はどこにでも
第4章
幸福になるための「愛する技術」
愛を豊かに生きるためにきちんと言葉にする
対等な関係を築けているか
おわりに
読書レビューx3件
読書レビューに勝手にコメントしていきます!
今までの恋愛書とは違った側面で愛とは何かを語ってくれている哲学的な本なのが好きになりました。
今の時代だからこそ本当は備えるべき愛。意外と生きてれば分かっていそうなことなのに、ふとした瞬間に愛とは何か考えたときに答えの手助けをしてくる本です。
出典:Amazonレビュー
「今の時代だからこそ備えるべき愛!」
いいですね~
愛するとは、恋愛とは、結婚とは、家族とは何か。向き合い方や考え方、潜在的な心理について学べます。新しい発見があり、面白いです。
再読したい。^ ^
出典:ブックライブ
恋愛だけでなく、人間関係にも役に立つ本ですよね!
恋愛関係ではなくても友人関係でも、使うことができる内容だなと感じました。まずは人を思いやるというのが大事だな。出典:honto
まとめ:【要約/書評】『愛とためらいの哲学』著:岸見 一郎
いかがでしたか?
今回は岸見 一郎さんの、『愛とためらいの哲学』を紹介しました。
あなたも愛する技術を身に着けて、誰かを思いっきり愛してください。
そんな人が一人でも多く増えると世界も平和になるはず!
それではまた!