こんにちは!
今回はひきた よしあきさんが書かれた、
『博報堂クリエイティブプロデューサーが明かす 「質問力」って、じつは仕事を有利に進める最強のスキルなんです。』
という本を紹介します。
(タイトル長っっ!!!)
この本を一言であらわすと「質問のコツ」を教えてくれる本です。
■この本はこんな人におすすめです。
・質問の質を高めたい
・自分の意見を言わない部下に困っている
・相手が答えやすい質問ってなんだろう?
それではスタート!
結論と要約:『博報堂クリエイティブプロデューサーが明かす 「質問力」って、じつは仕事を有利に進める最強のスキルなんです。』
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相手を気遣う質問を心がける!
相手に興味をもち、経験を引き出し、相手が話したくなるような質問をなげかける!
これが素晴らしい質問です。
【質問の実践①】:投影法と肯定法
自分の意見を言うのが苦手な人や、相手の本心を引き出したいときの質問の仕方を2つご紹介します。
投影法と肯定法です。
それでは解説していきます!
質問のしかた1:投影法
投影法で質問すると効果的な人!
・人目を気にする人
・自分の意見を言うのが苦手な人
・なかなか本心を明かさない人
例えば、広告会社でA案、B案ふたつのポスター案があったとします。
どちらか決めなくてはいけません。
会議で多くの人に意見を聞きたいけど、若い人は上司や周りの目を気にしてなかなか自分の意見を言ってくれません。
そのときに「投影法」を使います。
自分の意見を言うのが苦手な人に対してこんな風に尋ねます。
「広告の知識がない普通の若い人だったら、どっちを選ぶかな?」
つまり、質問する側は自分の意見を言うのが苦手な人に対して、
「あなたの意見ではなく、一般的な若者意見を知りたい」というスタンスで質問するわけです。
すると、自分の意見を言うのが苦手な人は、
「B案じゃないですか。A案はちょっとインパクトが強すぎます。僕たちの世代は、さらっとしているほうが受け入れやすいと思います」。
なんて答えてくれます。
これは、他の誰かになったつもりで語ると
心理的な負担が軽減して本音を言いやすくなるからです。
とはいえ、これが本当に「一般論」かといえば違いますよね?
でも、この意見の中には必ず本人の意見が「投影」されているはずです。
個人の意見としては質問せず、「あなたの世代は」「働く女性としては」「時間に追われてる人は」などと、その人が投影しやすい一般論で質問する。
だから「投影法」と言います。
「本音」は必ずその中に含まれているのです。
使いやすそうなフレーズとしては、
「一般論としてききたいんだけど、〇〇についてどう思う?」がよさげ。
質問のしかた2:肯定法
肯定法で質問すると効果的な人!
・プライドが高めな人
・ちょっと気難しい人
・否定されることに萎縮する人
こんな人たちへは、
相手の現状を質問して「心の壁」を取り払いましょう。
ある、社長さんは部下の掌握術についてこのように語っています。
「頭ごなしに叱ったり、上から目線の発言はしないと決めています。そうすると部下は弁解か謝罪。しかしない。経験上、一番部下の意見が聞けるのは、「よくやっているじゃないか」と現状肯定した時です。これで部下はホッとする。同時に「いえ、まだこの点が足りていません」とか「ここが今問題になっています」と自ら課題点を言うようになる。
現状を肯定しているので、少し気分もいい。弁解ではなく、本当の問題点を語ってくれます」
ひとまず、素晴らしい社長さんです!
相手が言ったことに対して、「今のままでいいと思います」という現状肯定をします。
怒られたり、現状報告を命じられたりすると思っていた相手は、不意をつかれます。
でも、肯定されたので悪い気はしません。
その嬉しさと謙遜もあって、「ここが足りていない」とか「この部分は苦労した」とか喋りたくなります。
つい本音がちょろっと顔を出すわけです。
というわけで、なかなか相手が本音を言わない場合には、
「私のような外部のもの、あるいは素人にはこれでいいように思えますが、専門の方から見るとまだ足りないところがあるのでしょうか?」
と、相手を肯定した上で質問を重ねます。
プロとしてのあなたをリスペクトしているという態度を示した上で、質問をかぶせていくわけです。
【質問の実践②】:ヒーローインタビュー3つのコツ
「えーーー放送席ぃー放送席ぃー、続いてはーーー」
でおなじみのヒーローインタビューです。
ヒーローインタビューとは、その人を物語の成功者、勝者として、その快挙や成功に至るまでの努力を聞き出すものです。
つまり、相手を気持ちよくして本音を引き出す方法です。
ヒーローインタビューにはコツがあります。
1.今の心境を聞いて心を開かせる
2.過去の苦労話を聞いて、自己承認欲求を満足させる
3.未来への展望を聞いて、どの方向に進もうとしているのかを語らせる
中でも大切なのは、「過去の苦労話」です。
どんな苦労を乗り越えて、成功したのかという質問をすると一時はどうなるかと思ったと一番苦しい時期を語りだし、そこから成功するまでの信念や執着、こだわりが見えてきます。
ここにその人の本音があるはず!
性格や人となりも見えてきます。
人はどんなに歳を重ねても苦しい境遇にいてもかっこいいや素晴らしいと言われたい生き物です!
相手の自尊心を傷つけることなく、自己肯定感を満たす形で質問する。
それがヒーローインタビュー!
書籍情報:『博報堂クリエイティブプロデューサーが明かす 「質問力」って、じつは仕事を有利に進める最強のスキルなんです。』
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・目次の紹介
目次
はじめに「質問力」を身につければ、あなたの仕事はうまく回り出す
1 「自分に対する質問力」を磨く
2 「聞く姿勢」を磨き上げる
3 5つの「質問の型」で的確な答えを導く
4 「裏質問」で相手の本音をひき出す
5 「巻き込む質問テクニック」で自分の意見を通す
おわりに こんな時代だからこそ、「直に会って話す」ことが大事
・読書レビューx3件
他の方も投稿されてましたが、初心者のわたしには、ストーリー形式で例文も多くとてもわかりやすかったです。
例文は営業向けのように思いましたが、応用で多くの相談対応にも使えそうに思いました。
出典:Amazonレビュー
ストーリー形式なのもいいですよね!
さくっと読める本。質問力についての入門書。相手からうまく本音を引き出す方法が書かれている。仕事でのコミュニケーションに困っている人の教科書になるのでは。
出典:ブックライブ
読みやすい本って大事なことですな~♪
自分には合っていた。
わかりやすく簡潔。ストーリー形式で読みやすい。
最近固い本ばかりだったのでほっこりしたという気分的なものも加味
出典:honto
ストーリー形式なのもいいですよね!
(2回目笑)
まとめ:『博報堂クリエイティブプロデューサーが明かす 「質問力」って、じつは仕事を有利に進める最強のスキルなんです。』
いかがでしたか?
今回はひきた よしあきさんが書かれた、
『博報堂クリエイティブプロデューサーが明かす 「質問力」って、じつは仕事を有利に進める最強のスキルなんです。』
という本を紹介しました!
「質問のコツ」を教えてくれるとても良い本です♪
仕事にプライベートに、、、
読んで損のない一冊なのでぜひお手に取ってみてください♪
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\別ブログでメンタルケアについても発信中/